2018.2.19 獺祭/カレーパン/洋食屋おわたり

下関で獺祭を購入し、昨晩両親とあけた。

 

獺祭とは

 

「獺(カワウソ)が、とらえた魚を並べて、まるで祭りのようにする様」から

「詩や文を書く時に、参考資料を多く広げること」と言う意味に転じた言葉であり、正岡子規は、己を「獺祭書屋主人」と号した。

 

明治の日本文学界に革命を起こしたと言われる「獺祭書屋主人」正岡子規

伝統、手作りという言葉に安住することなく、変革と革新の中からより優れた酒をつくりだそうとする旭酒造の酒名に採用されたのが、「獺祭」という言葉らしい。

 

カワウソ、魚捕る時めっちゃ怖い顔するよね、動物番組で見たことあるけど、つぶらな瞳が狂気にみちる様がめっちゃ怖い。

どうでもいいかあ。

 

獺祭飲んだ感想、

めっちゃ飲みやすい。しこたま飲めちゃう。これは。

 

口に含んだ瞬間、すんと鼻から通り、口の中に広がる甘み。

父と「こういう酒が一番怖い」と言いながらあおぎました。そもそも獺祭は「酔うため、売るための酒ではなく味わう酒を求めた」お酒らしい。

ガッテン承知、飲みやすいからといって調子に乗るなということらしい。こういうお酒には何が合うのかしらね、という母。

HPを見てみると、ちゃんと提案されておりました。

 

その先へには抑え目な美しい香りがあり、味に厚みと奥行があるため、同じように香りがあり味わいに奥行がある鴨や白子、トリュフなどがおすすめです。バランスが良い酸味と長い余韻には柑橘系ソースや柚子胡椒を使った肉・魚料理なども良く合います。二割三分には繊細で美しい香りの出る旬の野菜料理などのアペタイザー、メインディッシュなら香りの綺麗で甘みのある魚料理などが良く合います。だしの味やみそ仕立てのお料理、チーズや豆腐などもおすすめです。三割九分や50は食中酒としてどのようなお料理にも良く合わせていただけます。 スパークリングには揚げ物やお肉などの油を流してくれる効果があります。一方、バニラアイスクリームやフルーツなどの甘さ控えめなデザートとも良くマッチします。

獺祭の蔵元 旭酒造株式会社

 

 

 

我々がいただいたのは50なので、どんな料理にも合うのね。デザートともマッチするとのこと。獺祭、万能じゃん。

 

わたしは純米酒が大好きなのだけれど、ここまで飲みやすくて、甘いお酒に初めて出会いました。

今度から好きなお酒を聞かれたら獺祭と答えようかな。齢21の小娘が生意気言いおって、なんて思われないかしら。まあ好きなもんは好き。今度はスパークリングに手を出して見たい所存。

今晩はおそらくふぐヒレ酒を頂くかなと思います。

 

 

 

デザートともマッチングする、なんでもござれな獺祭。

最近は、チョコレートやケーキともコラボしているらしく。どんな食べ物も優しく包み込んでくれる獺祭ならば、推して知るべしである。

 

 

 

どこかの本に、「アイデアは意外なものと意外なものの組み合わせ」と書いていた。チョコレートボンボンもそういうこと。アイデアマン、いい仕事したね!ん、カレーパンもだ。

 

カレーパンはあるけど、シチューパンって無い/お手軽では無いもの、だよね。

 

カレーは固体化できるけど、シチューは固体化できない。から?

だったらビーフシチューパンも無理か。デミグラスパンも無理だ。シチューの固体化に成功したら、シチューパンがパン屋に並ぶことはあるのだろうか。

 

てか、カレーパンをパンの中にカレールーを入れるだけで満足するのではなく、揚げるという工程を挟んだ人、マジですごいと思う。

一つのアイデアを生んだことに満足せずに、より良いものを求めた結果が今のカレーパンである。すげえ、すげえよカレーパンを作った人。

 

ユーチューバーが「とりまなんでも揚げればうまい」と、ハンバーガーやピザ、チョコレート、アイス等々なんでも揚げちゃう動画を最近よくみる。

扉は勝手に開き、携帯は喋り、車は無人で動き、トイレではお尻を拭くだけ。そんな時代を生きる我々、今ようやくその真理に近づいたのだ。

「そうだ、揚げればなんでも美味い」。

 

マジでカレーパン揚げた人、すげえよ。

脱帽だよ。

 

 

 

 

 

 

母とランチ @洋食屋おわたり(大分県杵築市)

 

 

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●Aランチ 1100円 

 

・本日のスープ

(かぼちゃ/クリーミーで濃厚。/生クリーム?/コースなので、先陣切って出てきたのがこの方。/このスープを飲んでわたしの期待はガン上がり。)

 

・若鶏の香草、パン粉と豚ロースのコンフィー

(人参がめっちゃ甘くて感動。中途半端な料理をしてしまった結果の人参の人参らしさをやめない姿勢が、わたしは嫌いなのだけれど、この人参様は違いました。/甘い。/そのくせ他の葉野菜に干渉してこない。独立し、安易に干渉しない真っ直ぐな甘さ。/尊敬。/わたしはこんな人参を目指したい。

一皿で、二種類のお肉を味わえる。なんておトクな気持ちになれるのでしょう。若鶏ゆえの柔らかさ、豚ロースゆえの噛み応え。いっぺんに両極端の食感を体験できた、ありがと/ソースはデミグラスでした。)

 

・自家製パン

(ライスと選べたのだけれど、迷うことなくパン。ソースがついているんですもの、そりゃあパンでしょうよ。ソースまで余すことなく頂く、お皿をまっしろにするために、当たり前に、洗濯の余地なくパンでしょう。/くるみとプレーン/レジで一つ70円で販売。/パン屋さんで売っていてもおかしく無いほどのレベル。)

 

・牡蠣とエビのグラタン

(超クリーミー/牡蠣食べての無いのに牡蠣のお味がしました。/エビも牡蠣も一つずつ、しかしプリッッッッップリなので至極満足。)

 

・食後のドリンク

 

 

 

 

 

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●アップルパイ 480円

(なんでお皿が黒!?!?!?!?/それが気になって仕方がなかった。/ベリーソースの存在が希薄に。/アップルパイにストロベリーアイスがついてきたのにも度肝を抜かれた。/食べ物にまで固定観念を持っている自分を少し嫌った。/アップルパイとストロベリーアイスを一緒に食べることは私にはできず。/アイスがストロベリーだろうと、いちご、もも、ブルーベリーもがついてこようとも、アップルパイは堂々と鎮座していたし、その主役としての地位は揺らぐことなく、彼は間違いなくヒーローのオーラを纏っていた。/あとアイスに抹茶パウダーついてた。/てんこ盛り)

 

 

 

 

 

このボリュームでこのお値段、クオリティは、本当に優しい。 嬉しい。そして食後にドリンクもついてきちゃうからね。(わたしはコーヒーを頂戴した)

コスパが良い。という言葉はあまり使いたく無いのだけれど、このランチは間違いなく、それ。

 

日替わりらしいので、また別日に訪れたい。次もアップルパイは黒い皿に乗ってやってくるのだろうか。

 

 

 

 

お通し

2018.2.19

 

お通しについて考える。

(地域によっては、「突き出し」とも言うらしい)

 

お通し、嬉しい?

わたしは正直な話、頼んでもいないものを出されると、少し嫌な気持ちになる。お通しの相場は大体300円くらい(データ元はわたし)だとして、何が来るかわからないものに300円払うのなら、望んで頼んだものを食べたいと言う気持ちが少なからずある。

 

300円くらい払いやがれ、小さい女だなあと思われても致し方ないのはわかってはいるが、お通し。嬉しい?

 

お通しとして出される枝豆や、やみつきキャベツおかわり自由で300円!ならわたしはもちろん飛び跳ねて喜ぶものの、ようわからん小鉢に300円払いたくないよう、

「お通し、お召し上がりになられますか」などと、選択の余地を与えてえ。勝手にお通ししないでえ。

 

 

席代、として払っているものなのかな、お通し。

 

それならそうとお店に入る前に行ってくれたらいいのに。「お通し、お出しします」とか。

チャージ代払わせるお店、わたしが今まで見た限りでは、「チャージ代◯◯円」みたいなの書いてたんだけど。

 

 

 

 

 

というくらに、「お通し」に過剰に敏感になるわたしではございますが、以前入った

博多駅のもつ鍋笑樂。

 

 

ここのお通しはわたし的にグッドでした。

 

朝から何も食べていなくて、お腹が悲鳴をあげ、手足の末端にまでひどい疲れをもたらし、脳みそもグワングワン揺れていて、一刻も早く何かを胃袋に入れなければ、もう死んじゃう、レベルに空腹だった。

 

そんな時に生ビとやってきた「お通し」。

 

彼は、レンコンの和え物だった。

おそらくみりんや醤油、ほんだしか何かで味付けされた、レンコンと人工着色料なの?と疑いたくなるほど緑色に発色する海藻らしきモノ(それが何かはわからない)の和え物。

あまりにお腹が空いていたので、生ビを煽りながら、かっこんでいた。写真を撮ることすら忘れて。

 

 

いつものわたしならば、「お通しかよ」とお店に対して、少しもやもやっとした気持ちになるものの、空腹はそれを許さなかった。

 

わたしの小せえ不満を飲み込んでしまったのである、お通し。

空腹は最高のスパイス。

それは、わたしの不満すら一掃するすげえやつ。

どんなにまずいものでも、美味しくさせる魔法。

これでは空腹がすげえと言うことになっている、いや、すごいのはお通し。うーん、お通しなのかな、いやなんか空腹がすげえ気がしてきた。

 

 

しかし、お通しにも寛容になれるくらい、心と財布に余裕を持ちたいものです。

 

 

 

 

@博多もつ鍋 笑樂

もつ鍋

 

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2012.2.18(Mon)

 

 

人はいつか死ぬ。

 

そう思い始めて生きることが怖くなくなった。

 

 

みんなの前で発表した。

だけど、言いたいことが言えなくて、頭が真っ白になった。大失敗。その場は本当にしんどかった。

でも人はいつか死ぬ。

 

就職活動でエントリーシートを記入した。普通に選考落ちのメールが来た。

え?こんなにあっさり終わっちゃうの?しんどすぎません?友達にエントリーシート送ったことは言ったし、受かったかどうか聞かれるんだろうなあ、言わなきゃいけないんだろうなあ、恥ずかしいなあ。

でも人はいつか死ぬ。

 

ダイエットしてたのに爆食い過食してしまった。わたしの意思は豆腐のように脆い、こんな自分嫌いだ。

でも人はいつか死ぬ。

 

 

 

どんなに恥ずかしいことを誰かに見られていたとしても、それは多分、私以外の人にとってはどうでもいいことで、明日と言わず、10分後には忘れているかもしれないし、気にしていないかもしれない。

 

たとえ「あいつ恥ずかしすぎ〜」と思われていたとしても、そんなあいつもいつか死ぬ。私も死ぬ。

 

 

それならば人の目を気にして、自分の本当にやりたいことに尻込みをして、行動に起こさないことはきっと、とっても、限りなく、果てしなく、もったいないことで。

 

 

行きたいところにはいけばいいし、食べたいものがあったら食べればいいし、仲良くなりたい人がいれば声をかければいいのだ。

 

月並みな言葉ではあるが、「人生は一度きり」。

やりたいことはやりたいと、自分にくらいはわがままになってもいいのだと思う。

人生はチャレンジだ。

 

輪廻転生しても、ヒトに生まれ変われることはできないかもしれない。せっかく(理性的動物である)ヒトに生まれることができたのだ。それならヒトとして、価値のある人生を送りたい。生きる上で感じた美味しい、悲しい、悔しい、楽しい、そんなことを記録していきたい。