お通し
2018.2.19
お通しについて考える。
(地域によっては、「突き出し」とも言うらしい)
お通し、嬉しい?
わたしは正直な話、頼んでもいないものを出されると、少し嫌な気持ちになる。お通しの相場は大体300円くらい(データ元はわたし)だとして、何が来るかわからないものに300円払うのなら、望んで頼んだものを食べたいと言う気持ちが少なからずある。
300円くらい払いやがれ、小さい女だなあと思われても致し方ないのはわかってはいるが、お通し。嬉しい?
お通しとして出される枝豆や、やみつきキャベツおかわり自由で300円!ならわたしはもちろん飛び跳ねて喜ぶものの、ようわからん小鉢に300円払いたくないよう、
「お通し、お召し上がりになられますか」などと、選択の余地を与えてえ。勝手にお通ししないでえ。
席代、として払っているものなのかな、お通し。
それならそうとお店に入る前に行ってくれたらいいのに。「お通し、お出しします」とか。
チャージ代払わせるお店、わたしが今まで見た限りでは、「チャージ代◯◯円」みたいなの書いてたんだけど。
というくらに、「お通し」に過剰に敏感になるわたしではございますが、以前入った
博多駅のもつ鍋笑樂。
ここのお通しはわたし的にグッドでした。
朝から何も食べていなくて、お腹が悲鳴をあげ、手足の末端にまでひどい疲れをもたらし、脳みそもグワングワン揺れていて、一刻も早く何かを胃袋に入れなければ、もう死んじゃう、レベルに空腹だった。
そんな時に生ビとやってきた「お通し」。
彼は、レンコンの和え物だった。
おそらくみりんや醤油、ほんだしか何かで味付けされた、レンコンと人工着色料なの?と疑いたくなるほど緑色に発色する海藻らしきモノ(それが何かはわからない)の和え物。
あまりにお腹が空いていたので、生ビを煽りながら、かっこんでいた。写真を撮ることすら忘れて。
いつものわたしならば、「お通しかよ」とお店に対して、少しもやもやっとした気持ちになるものの、空腹はそれを許さなかった。
わたしの小せえ不満を飲み込んでしまったのである、お通し。
空腹は最高のスパイス。
それは、わたしの不満すら一掃するすげえやつ。
どんなにまずいものでも、美味しくさせる魔法。
これでは空腹がすげえと言うことになっている、いや、すごいのはお通し。うーん、お通しなのかな、いやなんか空腹がすげえ気がしてきた。
しかし、お通しにも寛容になれるくらい、心と財布に余裕を持ちたいものです。
@博多もつ鍋 笑樂
もつ鍋